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『母屋の約束』第4章——築90年の家で交わした、日本の未来への誓い

マンションのリビングのソファーで右の成田(57歳)が新聞を読みながら、前に座っている奥さんと話ている。

※この物語は政策エンタメのメソッドによって書かれたフィクションです。

目次

第4章:眠れない夜

帰宅後、布団の中で

その夜、帰宅した私は、布団に入ったが眠れなかった。

森山の言葉が、頭の中でぐるぐる回っていた。

  • 「日本は世界の最前線を走ってるのに、ソリューションを示せてない」
  • 「発想を変えれば、解決できるかもしれない」
  • 「祖父母が育てる——全員Win-Win-Win」
  • 「これは国防でもある」
  • 「俺が、生き証人です」

そして、自分の息子たちのことを思い出した。

岡山と北海道。物理的には遠い。でも、関係は良好だ。

むしろ、実家にいた時より、今の方が会話している。

毎日LINEでやり取りする。ビデオ通話もする。

月に一度、私たち夫婦は岡山や北海道を訪れる。

会った時は、お互い笑顔で、濃密な時間を過ごせる。

「一緒にいる = 幸せ」じゃないんだ。

「心が通じ合っている = 幸せ」なんだ。


妻との会話

翌朝、妻に森山の話をした。

「森山君、そんなこと考えてたんだ。」

妻は、少し驚いたように言った。

「で、あなたはどう思うの?」

「…正直、最初は理想論だと思った。でも、森山の人生を見て、わかった。これは、理想じゃない。現実だ。」

「確かに、息子たち、実家にいた時より今の方が会話してるわね。」

妻は、笑った。

「実家にいた時、部屋にこもってスマホばっかりだったもんね。『ご飯だよー』って叫んでも返事なし。LINEで送るとスタンプだけ(笑)。」

「それなら、岡山でも北海道でも、同じよね。」

妻も、同じことを感じていたようだ。

「で、ブログ書くの?」

「ああ、書く。森山と一緒に。」

「応援するわ。面白そうだし、本当に日本が変わるかもしれないし。」

妻の言葉に、私は背中を押された。


第3章目次第5章

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